はぁ…😩つかれたぁ…

ショートストーリー
鈴音のひんやりドッキリ
『はぁ…😩つかれたぁ…』
空気はまだ少しひんやりとしているけれど、公園の植え込みには小さなつぼみが顔を出し、遠くの木々の枝先にも淡い緑が見え始めていた。冷たい風の合間に、ほんのり春の香りが混じっている。
「はぁ……つかれたぁ……」
鈴音(すずね)は植え込みの前にぺたんと座り込み、ふうと息をはき出した。長袖のシャツの袖でおでこをぬぐうと、じんわりにじんだ汗がしみ込む。肌寒いはずなのに、動き回ったせいで体がぽかぽかしていた。
手には、ずっと練習していた縄跳び。何度も何度も跳んだけれど、2重跳びがうまくできない。1回はできるけど、その次でひっかかってしまう。地面には、跳ぶたびにできた細かい足跡がいくつも残っていた。
「うぅ〜……なんでできないの〜……」
ぐったりと肩を落とし、ため息をつく。ちょっと休憩しようと、ぽすっと背中を植え込みに預ける。そのとき――
ぴとっ!
「ひゃぁっ!!!」
突然、首の後ろに冷たい感触が走り、鈴音はびくっと肩をすくめた。
慌てて後ろを振り向くと、そこにはニヤニヤ笑うお兄ちゃんが立っていた。片手には、まだ水滴のついたペットボトル。
「えっ!?お兄ちゃん!?」
「ふふ、めっちゃ暑そうだったからさ」
鈴音はぷくっとほっぺを膨らませ、「もー! びっくりしたじゃん!」とぷんぷん怒る。でも、ペットボトルの冷たさがじんわり心地よくて――ちょっとだけ怒る気がなくなってくる。
「ほら、これ飲む?」
差し出されたペットボトルを受け取ると、鈴音はキャップを開け、ごくりとひと口。少しひんやりしたスポーツドリンクが喉をすべり落ち、ほんのり甘さが広がる。動いた体にじわっとしみわたって、ほっと一息つく。
「……ん〜! おいし〜!」
幸せそうに微笑む鈴音を見て、お兄ちゃんも満足げにうなずく。でも、次の瞬間――
ぴとっ!
「ひゃぁぁああ!!!」
また首元にひんやりした感触! 飛び上がる鈴音を見て、お兄ちゃんは「もう一本あるよ〜」と大笑い。
「もーーーっ!!!」
鈴音は怒った顔で、お兄ちゃんを追いかける。「まてー!」と叫びながら、さっきまで疲れていた体が勝手に動く。いつの間にか、ぐったりしていた気持ちはどこかへ吹き飛んでいた。
プロフィール
🌟 名前: 鈴音(すずね)
🎂 年齢: 9歳(小学3年生)
📏 身長: 128cm
⚖ 体重: 26kg
💇♀️ 髪型: 黒髪のロングツインテール(ピンクの髪飾り付き)
🎽 服装: 動きやすい服装が好き。レギンスやスニーカーがお気に入り。
🏡 家族構成: 両親と中学生の兄の4人家族
🏃♀️ 趣味: 縄跳び、鬼ごっこ、公園で遊ぶこと
📖 好きなもの: いちご味のお菓子、うさぎのぬいぐるみ、春の花
🥦 苦手なもの: ピーマン、ホラー映画、長い計算問題
🌸 性格: 元気いっぱいで負けず嫌い。頑張り屋だけど、ちょっとドジな一面も。
😆 口癖: 「もーっ!」「ぜったい負けないもん!」
🎯 将来の夢: スポーツ選手か、ケーキ屋さんになること!
鈴音からのメッセージ
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