うーん…🤔なんでだろう

ショートストーリー
深羽のはじめての哲学
『うーん…🤔なんでだろう』
ふかふかのベッドの上。深羽(みう)は、ぽすんと寝転がりながら考えごとをしていた。
腕を頭の後ろで組み、天井をじっと見つめる。やわらかい枕に沈み込んだ黒髪がふんわり広がり、長いまつげが小さな影を落とす。
「……なんで私は、私なんだろう?」
ぽつりと呟いた言葉が、部屋の中にぽつんと浮かんだ。
たとえば、もしも私が、誰か別の子だったら?
「えーっと、レナちゃんだったら、もっと背が高いし…」
「サクラちゃんだったら、お絵かきが上手いし…」
じゃあ、私は?ミウって、どんな子なんだろう?
「うーん……」
ころん、と寝返りを打ちながら、むずかしい顔をする。ふと、お母さんが前に言っていた言葉を思い出した。
「深羽は深羽で、それだけで大事なんだよ」
「……うーん?」
お母さんはそう言うけど、「私」って、どこからどこまでが「私」なんだろう?
私が私じゃなくなる瞬間って、あるのかな?
もしかして、寝ている間に別の子になってたりするのかな?いや、でも、朝起きても私は私のままだし…。うーん、でも、もしかして――
「私は本当に、私なのかな……?」
「ぐぅぅぅぅ~~~」
――!?
突然、お腹が鳴った。びっくりして目をまんまるにする深羽。
「……あれ?」
さっきまでの深刻な悩みが、一瞬で吹き飛んだ。
「……あっ、そうか!」
思わずぱっと顔を明るくする。
「私が夢の中の存在だったら、お腹なんてすかないもんね!」
そうか、私はやっぱり「私」なんだ!納得した深羽は、満足そうにうなずく。
「よーし!おやつ食べよっと!」
ぱたん、とベッドから飛び起きて、元気よくリビングへ向かう。さっきまでの難しい考えごとは、もうどこかへ飛んでいっていた。
こうして、深羽の「はじめての哲学」は、あっという間に解決したのだった。
プロフィール
🌟 名前: 深羽(みう)
🎂 年齢: 9歳(小学3年生)
📏 身長: 134cm
⚖️ 体重: 29kg
🎨 性格: 純粋で好奇心旺盛、考え始めると止まらないタイプ
💭 口ぐせ: 「なんでだろう?」 「ふしぎだなぁ…」
📚 好きなこと: 本を読むこと(特に不思議なお話)、お昼寝、空を見上げること
🍮 好きな食べ物: プリン、ハンバーグ、お母さんの作るたまご焼き
🐱 好きなもの: ぬいぐるみ、かわいいリボン、おばあちゃんからもらった絵本
🎵 得意なこと: ひらめくこと、じっくり考えること、想像の世界で遊ぶこと
🌳 苦手なこと: 計算、早起き、運動会のリレー(足はそんなに速くない)
🛏️ 休日の過ごし方: ベッドの上でゴロゴロしながら考えごとをする、絵を描く
🌙 将来の夢: 哲学者…かもしれないし、お菓子屋さんかもしれない!
深羽からのメッセージ
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