は~~😆つかれた~~
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ショートストーリー
真奈美はお昼寝バレリーナ
『は~~😆つかれた~~』
おばあちゃんに招待され、ジュニアバレエ公演を観に行った真奈美(まなみ)とママ。帰宅するなり、真奈美は玄関でコートをバサッと脱ぎ捨て、そのまままっすぐベッドへダイブした。
「は~~、つかれた~~!」
ふかふかの枕に顔をうずめ、満足げに目を細める。ドレスのまま寝転がり、やっと解放されたという表情だ。ママはコートを拾い上げながら、クスッと微笑む。
「今日の公演、みんなキレイで凄かったね~」
「うーん…」
曖昧な返事をする真奈美。
今日のジュニアバレエ公演は、おばあちゃんの教え子たちの発表会だった。おばあちゃんは有名なバレエの先生で、舞台に立っていたのは、真奈美と同じくらいの年頃の子たち。華やかな衣装、完璧なポーズ、優雅なターン——どれも見事だった。
でも、真奈美には少し居心地が悪かった。
小さい頃、おばあちゃんにバレエを勧められてしばらく習っていた。だけど、レベルの高さとおばあちゃんの厳しさについていけなくて、すぐにやめてしまった。
「つま先、もっとピンと伸ばして!」
「背筋が甘いわ、もう一度!」
おばあちゃんの冷静な声が、今でも耳に残っている。バレエは美しくて優雅なもののはずなのに、真奈美の記憶にあるのは厳しい指導とため息ばかりだった。
そんなことを考えながらベッドでゴロゴロしていると、何げなく身体が動き出す。
ベッドの上で足を伸ばし、手を優雅に広げ、くるっと寝転びながら回転する。
「フィニッシュ!」と心の中で叫びながら、大げさにポーズを決める。
バレエをやっていたのはずっと昔だが、その動きはやたらとキレがいい。
しかも、満面の作り笑顔。
その姿を見たママは思わず大爆笑。
「ちょっと!かわいすぎる!」そう言いながらおどけてスマホを手に取る。
「動画撮って、おばあちゃんに送ろうかな~?」
真奈美はガバッと起き上がり、顔を真っ赤にして手をバタバタ振る。
「えっ!?ダメ!それはゼッタイにダメ!!」
こんなふざけた姿を見せたら、きっと真顔でお説教されるに決まってる。
「おばあちゃん、冗談通じないんだから!!」
ママは笑いながらスマホをいじるふりをしてから、ニヤリと一言。
「はいはい、わかってるよ。でもほら、もう起きて着替えなさい。そのうちおばあちゃんから電話くるわよ?きっと今日の公演の感想、聞かれるんじゃない?」
真奈美は再びベッドにバタッと倒れ込み、枕に顔をうずめる。
「うわぁぁぁ~!その電話が一番つかれる~~!!」
だけど、布団の上で足をピーンと伸ばし、自然とつま先まできれいなラインを描いている。
自分では気づかないその美しい動きに、ママはまたそっと微笑むのだった。
プロフィール
🎀 名前: 真奈美(まなみ)
🎂 年齢: 12歳(小学6年生)
📅 誕生日: 9月3日
💉 血液型: B型
🌱 性格:
明るく元気だけど、ちょっぴり天の邪鬼。面倒くさがり屋だけど好奇心旺盛で、新しいことには思わず首を突っ込んでしまうタイプ。厳しいおばあちゃんの影響で「しっかり者」と思われがちだが、実はのんびり屋な一面も。素直になれないときは、枕に顔をうずめて誤魔化すクセがある。
🏃 趣味:
・昼寝(特にふかふかのベッドでゴロゴロするのが至福の時間)
・公園のベンチで雲を眺めること(空想が膨らむ時間が好き)
・最近はちょっとだけバレエ動画をこっそりチェックしている(家族には内緒)
💖 好きなもの:
・ふわふわのブランケット(家の中でお気に入りのアイテム)
・いちご味のアイスクリーム(ご褒美感があって特別!)
・ママの作るあったかいスープ(よくおかわりする)
🙈 苦手なもの:
・おばあちゃんからの突然の電話(バレエの話題が多い)
・厳しい雰囲気の場所(姿勢を正さなきゃいけない場面はちょっと苦手)
👨👩👧👦 家族構成:
・おばあちゃん: 有名なバレエの先生。厳しくてストイックだけど、本当は家族思い。
・お母さん: 明るくて優しい。真奈美の一番の味方で、よく冗談を言ってからかってくる。
・お父さん: マイペースで穏やかな性格。週末に一緒におやつを食べるのが小さな習慣。
🌟 将来の夢:
「特にないけど、焦って決めなくてもいいよね?」が今の気持ち。ただ、「何か好きなことを見つけたい」と心の奥では思っている。気づいていないけど、実はバレエの才能がまだ眠っているかも…?
真奈美からのメッセージ
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