まかせて😁わたしがなんとかする!
ショートストーリー
アオイのまっすぐなきもち
『まかせて😁わたしがなんとかする!』
アオイは明るく元気で友達思いの女の子。他の子よりも小柄だけど何でもはっきり言う性格で、クラスのみんなからも頼られる存在だ。そんなアオイの親友ユミは、ちょっと内気でおとなしい性格。最近、そのユミが隣の席のマサトに困っているらしい。
ある日の放課後、ユミが俯きながらにアオイを呼び止めた。「アオイちゃん、今日もね、マサトくんが…わたしにばっかり色々するの…。けしゴムをとったり、つくえをゆらしたりしてくるの。なんでかなぁ…」
ユミの困った様子に、アオイはピンときた。「それはね…なるほどね!」と自信たっぷりの表情。実はアオイは、お母さんから「男の子って、好きな女の子に意地悪しちゃうことがあるのよ」と聞いたことがあり、それを思い出したのだ。「よし、わたしがマサトにいってあげるから!ユミはもうしんぱいしないで!」
次の日、アオイは朝からやる気満々。ユミが不安そうに「ほんとにだいじょうぶ?」と尋ねても、「だいじょーぶ!」と軽く返す。
そして休み時間、アオイは教室のみんながざわざわしている中、突然立ち上がった。「マサト!」と教室中に通る声で呼びかけると、クラス中の注目が集まる。マサトが「なんだよ?」と不機嫌そうに振り返ると、アオイはにっこり笑ってこう言った。
「マサト、ユミにばっかりイジワルしてるけど、ホントはユミのことがスキなんでしょ!」
教室は一瞬静まり返り、その後「ええーっ!?」と大騒ぎ。マサトは顔を真っ赤にして「ち、ちがうって!」と大声で否定したが、言葉に詰まってモゴモゴしている。ユミは驚きのあまり立ち上がり、「ア、アオイちゃん、やめてよ!」と慌てて止めようとするが、アオイは全く気にせず、「だってそうじゃないの?スキじゃなかったら、なんでユミにだけイジワルするの?」と悪気なく言い切った。
マサトは「なんだよ!」と一言つぶやいて自分の席を立ちあがると、教室中の笑いが収まらない。ユミは顔を真っ赤にしてうつむき、「アオイちゃん、もう…」と小さくつぶやくしかなかった。
でも、その日の帰り道、ユミは「マサトくん、もうイジワルしなくなるのかな…」と少し安心と不安が両方の様子。アオイは満足そうに笑顔を浮かべながら、「ほら、これでユミがこまらなくなったでしょ?」と嬉しそうに話している。その無邪気な様子に、ユミは少し戸惑いながらも「アオイちゃんって、ホントにすごい…」と微笑むのだった。
プロフィール
名前: アオイ
年齢: 6歳(小学1年生)
性格: 明るく元気で、困っている友達を放っておけないおせっかいなタイプ。とても正直で思ったことを素直に言ってしまうところがあり、その無邪気さで周囲を巻き込むこともあるが、悪気は全くない。行動力があり、友達に頼りにされることが多い。
好きなもの:
- お母さんと一緒に見るアニメや絵本の冒険物語
- 駄菓子屋で買うラムネとチョコレート
- クラスメイトと走り回る鬼ごっこ
苦手なもの:
- じっとしている時間(特に長い授業や静かな時間)
- 難しい漢字や長い文章(「まだおぼえてない!」と笑う)
- 誰かが困っているのを見て見ぬふりすること
得意なこと:
- クラスで起きた問題を「わたしがやる!」と率先して解決しようとする
- 鬼ごっこで逃げるスピードが速い
- 折り紙でかわいい形を作るのが上手(お母さんに教えてもらった)
家族構成:
- お母さん: 優しくてしっかり者。アオイにいろいろなことを教えてくれる存在。
- お父さん: 明るくおおらかで、よくアオイと遊ぶ。
趣味:
- 学校の帰り道で季節の花や葉っぱを集めて、家に飾ること
- 放課後、友達とこっそり計画を立てて「お楽しみ会」を開くこと
将来の夢:
まだ夢ははっきりしていないけど、みんなと一緒に楽しくいられる仕事をしたいと考えている。
学校での様子:
休み時間は元気いっぱいに友達と遊び、放課後は教室に忘れ物をした友達を手伝ったりする。ユミのような内気な子を気にかけて、声をかける優しさも持っている。
特徴的なセリフ:
- 「だいじょうぶ!わたしにまかせて!」
- 「どうしてそんなことするの?」
- 「みんなでなかよくしようよ!」
アオイは、無邪気で思いやりがあり、ちょっぴりおせっかいだけど憎めない愛されキャラです!
アオイからのメッセージ
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