えっと…😓こんな感じでいい?
ショートストーリー
ミキの困惑モデル体験
『えっと…😓こんな感じでいい?』
放課後、いつものように駅への近道を使おうと、ミキは親友のナツミと一緒にお寺の境内を歩いていました。冬の空気が少し冷たく、ミキの着ている黒いパーカーが寒々しく見えます。途中、ナツミが突然立ち止まり、「ねぇ、ミキ!写真撮らせて!」と言い出します。
「えっ…写真?なんで急に?」
戸惑うミキに、ナツミはスマホを手に笑顔を向けました。「だって、ミキは背が高くてスタイルもいいし、絶対写真映えするもん!お願い!お願い!」
しぶしぶ了承したミキは、「じゃあ、ちょっとだけね」とパーカーの裾を握りしめ、立ち尽くします。
「もっとポーズとかとってみてよ!ほら、そのままだと固いって!」と指示を出すナツミ。仕方なくミキは腕を少し動かしたり、視線を外したりとぎこちないモデルのような動きを見せます。
「うーん、ちょっと下から撮ってみよっと!」と言いながらしゃがみ込むナツミに、ミキは思わず慌てます。
「ちょ、ちょっとナツミ!あんまり下から撮らないでよ!」
顔を赤らめながら手でスカートを押さえるミキ。そんな彼女の姿に、ナツミは大笑い。
実はナツミには秘密がありました。数日前、クラスメートのユウトからこんなことを聞かれたのです。
「ナツミ、ミキの写真って持ってたりする?変な理由じゃなくて、ただ…なんとなく…。」
普段はおちゃらけているユウトの真剣な表情に、ナツミもつい「あるよ!でも、あげるのはちょっとなぁ…」と言いながら、その後ユウトの話に聞き入ってしまったのでした。
「ねぇ、ミキってモデルみたいだよね!もうちょっと笑ってみてよ!」
「だから、もういいってば!」
ミキは半分怒りながらも、なんとなく照れて少し微笑みます。その瞬間、ナツミは最高の一枚を撮ることに成功しました。
「これで満足?」と言いながら不機嫌そうな顔をするミキに、ナツミはこっそりスマホ画面を覗き込み、ユウトの顔を思い浮かべながら、この写真どうしようかなぁと一人でニヤリとします。
ミキの自然なかわいらしさが、境内の緑と日差しに包まれて一層引き立つ一枚。けれど、ミキにはこの秘密はまだ伝えられないまま、二人は駅へと向かうのでした。
プロフィール
名前:美希(ミキ)
年齢:11歳(小学5年生)
身長:156cm(同年代の中では少し高め)
体型:スラリとしてスタイルが良く、細身
髪型:ショートボブ、前髪は重めの鈍い前髪
目の色:黒に近い濃い茶色
性格:
- おっとりしていて、少し恥ずかしがり屋。
- 責任感が強く、周りのお願いを断れない優しい性格。
- 内面では「みんなからどう見られているか」を気にしがちな一面もある。
趣味・特技:
- 趣味:読書(特にファンタジー小説が好き)、絵を描くこと(ノートの端に小さなキャラクターを描くのが得意)。
- 特技:高い所の物を取ること(クラスの女子の中では身長が高いのでよく頼まれる)、バトンリレー(運動神経も良い)。
好きなもの:
- 自然豊かな場所の静けさ。
- 甘いお菓子(特にいちご味のケーキが大好き)。
- 家族や友達と過ごす時間。
苦手なもの:
- 自分のかわいさにはあまり自信がなく、写真を撮られるのは苦手。
- 人前で話すこと(緊張して顔が赤くなってしまう)。
家族構成:
- 父、母、兄(高校生)
- 明るい家族で、兄は少しおちゃめでミキをからかうことが多いが、仲は良い。
友達:
- ナツミ:親友で明るく活発な女の子。放課後よく一緒に遊ぶ。
- カエデ:クラスメートで静かだけど芯が強い子。読書仲間。
将来の夢:
まだ具体的な夢は決まっていないが、何かクリエイティブなことに関わりたいと漠然と思っている。自分の描いた絵や物語を誰かに見てもらえる仕事に憧れている。
性格のポイント:
一見落ち着いているように見えるけれど、内面には少しおっちょこちょいな一面や、周りのことを気にしすぎて慌ててしまうところがある。親友のナツミに引っ張られる形で少し大胆な行動をすることもある。
ミキからのメッセージ
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