おはよう😊たまにはいいよね…
ショートストーリー
咲子ののんびりデー
『おはよう😊たまにはいいよね…』
昨夜、咲子(さきこ)はいつも通り机に向かっていました。受験を控えた彼女は、周りから「優等生」と言われることもあるけれど、自分ではそれほど真面目だと思っていません。ただ、「やるべきことをやっているだけ」なのです。それが両親を安心させ、先生を喜ばせるとわかっているから。
そんな咲子も、昨日の元旦は少し特別でした。家族で初詣に行き、おみくじで「中吉」を引いて、少しホッとした後は、友達からのメッセージを整理して、夜は受験勉強。夜遅くまで参考書をめくる音が静かな家に響いていました。
けれど、今朝は違いました。
「……あれ、今何時?」
ふわっと目を開けた咲子が時計を見てみると、なんと10時を過ぎていました。いつもは6時には起きているのに、今日はお日さまが高く昇る時間までぐっすり。
「あー…寝坊しちゃった……」
そう思った瞬間、部屋のカーテンから差し込む暖かな日差しが咲子を包み込みました。そのぬくもりに「まぁ、たまにはいいよね」と笑顔がこぼれます。
寝起きの咲子は、髪も少し乱れて、目元はまだ少し眠そう。でも、それが逆に彼女のかわいらしさを引き立てていました。いつもの「しっかり者」の顔ではなく、年相応のあどけない表情。
白いセーターの上から見える鎖骨とピンクがかった頬、そして真っ直ぐな黒髪が光を受けてきらめく様子は、どこか絵画のような美しささえ感じさせます。
「今日はのんびりしちゃおうかな…」
咲子はカーテンを開け、窓の外の青空を見上げました。昨日まで積み重ねてきた頑張りを思い出しながら、ちょっとだけ心を緩める日。お気に入りの紅茶を入れて、ベッドの上でスマホを手に取る。
「勉強はお昼からでいいよね。」
正月らしい、お雑煮の香りがキッチンから漂ってきます。咲子の忙しい日常に、一日だけの「のんびりデー」が訪れました。
プロフィール
名前:咲子(さきこ)
年齢:12歳(小学6年生)
誕生日:7月15日(かに座)
性格
- 真面目で努力家:授業中も集中して取り組み、宿題は必ず前日に終わらせるタイプ。周囲からは「優等生」と評価されるが、それを特別意識しているわけではなく、ただ「自分にできることをちゃんとやりたい」と思っている。
- ちょっと心配性:細かいことが気になりがちで、テストの前日は「これで大丈夫かな……」と緊張することも。
- 心優しい:クラスの友達が困っているときは自然に手を差し伸べる。近所の子どもたちや動物にも優しく接する。
- 隠れ甘えん坊:家ではお母さんに「ちょっとだけ手伝って」と言いながら甘えることもある。
趣味
- 読書:特に児童文学が好き。お気に入りは『魔女の宅急便』や『赤毛のアン』。
- 手芸:自分で小さなぬいぐるみやブローチを作るのが得意で、学校の友達にプレゼントすることも。
- 紅茶を楽しむ:お母さんが入れてくれる紅茶が大好きで、休日の朝に自分で淹れてみることもある。
得意科目
国語と社会。読解力が高く、特に長文問題では先生から褒められることが多い。社会では歴史の授業が好きで、戦国時代の武将に興味津々。
苦手科目
算数。計算ミスをしてしまうことがあり、テストの点数が思ったより低くて落ち込むことも。
好きな食べ物
- お母さんが作るオムライス
- 苺のショートケーキ
- みたらし団子
嫌いな食べ物
ピーマンとセロリ。食べられるけど、なるべく避けたい。
休日の過ごし方
- 午前中に勉強を済ませて、午後は図書館で本を借りたり、近くの公園で読書をする。
- 時々お母さんと一緒にクッキーを焼いたり、手芸屋さんに行くのが楽しみ。
家族構成
- 父:会社員で、ちょっと厳格だけど優しい。
- 母:専業主婦で、咲子の良き相談相手。
- 弟:5歳の幼稚園児で、やんちゃだけど咲子を慕っている。
中学受験について
- 第一志望は地元の私立女子中学校。勉強は大変だけど、将来は図書館で働きたいという夢を叶えるため、頑張っている。
夢
将来は図書館司書になって、たくさんの本に囲まれながら、子どもたちに本の楽しさを教える仕事をしたいと思っている。
口癖
「大丈夫かな?」(ちょっと心配するとき)
「頑張らなきゃ!」(気合を入れるとき)
咲子からのメッセージ
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