ねぇ😧早く行こうよー

ショートストーリー
亜美のお願いごと
『ねぇ😧早く行こうよー』
元旦の夕方、空は橙色に染まり、静かな雪道に足跡がぽつぽつと刻まれていた。亜美(あみ)は新しいコートを着て、先を急ぐ。家族と一緒に神社へ向かう途中だ。夕暮れに灯る提灯や、境内のにぎやかな声がもうすぐそこに聞こえてくる。
「ねぇ😧早く行こうよー!」
亜美は小さなブーツで雪を蹴りながら、後ろを振り返る。彼女の視線の先には、お母さんとお父さんがゆっくりと歩いてくるのが見えた。
「そんなに急がなくても、まだ間に合うよ。」お母さんが笑いながら言うが、亜美は足を止めない。
「だって、出店がいっぱいあるんでしょ!?わたがし🍬やチョコバナナ🍌売り切れちゃうかもしれないじゃん!」
目を輝かせて走り出そうとする亜美に、お父さんが声をかけた。
「亜美、まずはちゃんとお参りしてからだぞ。」
その言葉に、亜美は足を止めると、ちょっと眉を寄せて振り返った。
「えーっ、でも先にワタガシ見に行くだけだもん!おねがい、ちょっとだけ!」
お父さんはそんな亜美の様子に苦笑いしながら、「初詣は家族みんなでお参りしてからが大事なものなんだよ。」と優しく言い聞かせた。
亜美はしばらく口を尖らせていたが、雪の中で待っているお父さんの姿を見て、「じゃあ、早くおまいりしてからね!」と少しだけ妥協することにした。
鳥居をくぐり、静かな神社に入ると、亜美は小さな手を合わせて、何やら真剣な表情でお願いをしていた。ちらりと横を見ると、お父さんが少し微笑みながら亜美の様子を見ている。
「何をお願いしたの?」
お父さんが聞くと、亜美はにっこりと笑って答えた。
「ナイショ!でも、りんごアメも買ってもらえるようにおねがいしたよ!」
それを聞いて、お父さんも思わず吹き出してしまった。
お参りを済ませると、待ちに待った出店タイムだ!亜美は一目散に綿菓子の屋台に駆け寄り、大きなふわふわの綿菓子を手に入れた。りんご飴もそのあとしっかりゲットして、大満足の笑顔を見せる。
「神さまにおねがいしてよかった😊りんごアメ、おいしい~!」
亜美の小さな手に握られたりんご飴を見て、お父さんは静かにうなずいた。
「そうだな。これで今年もいい年になるな。」
そして家族みんなで歩く雪道は、提灯の明かりに照らされて、なんだかいつもよりあたたかく感じられるのだった。
プロフィール
名前
亜美(あみ)
年齢
8歳(小学2年生)
性格
- 明るく活発で少しせっかちな性格。楽しいことを見つけると一直線!
- 好奇心旺盛で、初めてのことやワクワクすることには目を輝かせる。
- 家族が大好きで、特にお父さんに対しては甘えん坊。お母さんにはよく「せっかちすぎる」と窘められるが、素直に反省することも。
- 小さなことでも喜びを見つけられるポジティブな性格で、家族や周りを明るくするムードメーカー。
趣味・好きなこと
- 甘くてカラフルなお菓子が大好き!特にお祭りの出店には目がない。
- 冬は雪遊びが大好きで、雪だるまを作ったり、雪の中を走り回るのが得意。
- 絵を描くのが得意で、家族や友達によく「プレゼント」と言って手作りの絵を渡す。
家族構成
- お父さん(真面目で優しい、亜美に甘いところも)
- お母さん(しっかり者で優しく見守るタイプ)
学校での様子
- クラスでも元気いっぱいで、みんなと仲良し。おしゃべりが大好きで、特に楽しい出来事を話すのが得意。
- 工作の時間が大好きで、夢中になると時間を忘れるほど。
- 勉強は少し苦手な科目もあるけれど、一生懸命取り組む努力家な一面も。
好きな季節
- 冬:雪景色が大好きで、クリスマスやお正月が一番の楽しみ。
将来の夢
- お菓子屋さんになること!「いつか自分で綿菓子やりんご飴を作りたい」とよく話している。
特徴・トレードマーク
- 長い髪をポニーテールにすることが多い。帽子が好きで、冬は必ずお気に入りのニット帽をかぶる。
- 笑うと、えくぼができるのがかわいいポイント。
亜美からのメッセージ
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