え?😃わたし?

ショートストーリー
彩のモデルデビュー!?
『え?😃わたし?』
朝までうっすらと積もっていた雪は、日差しを受けて少しずつ解け始めている。道端の雪が小さな水たまりを作り、きらきらと光っていた。
今日は友達と遊ぶ約束をしていたけれど、まだ来る気配はない。少し待ちくたびれた彩(あや)は、ふぅっと息を吐きながら、自宅の前の路地をゆっくりと見まわした。
すると、不意に後ろから声がかかった。
「ちょっとそこのキミ!」
驚いて振り向くと、カメラを持った男性が立っていた。
「え?わたし?」
「うん、そのおさげ、かわいいね。写真を撮らせてもらえない?」
見知らぬ人からの突然の申し出に、彩は戸惑う。「えっ…と…」と答えに困っていると、男性はにっこり笑った。
「この町の雰囲気を伝える写真を撮ってるんだ。ちょうどいいシーンになりそうで。」
「わ、わたしが…?」
なんだかよく分からないけれど、悪い気はしない。少し緊張しながらも、「はい」と頷いた。
「ありがとう!そのまま歩いてみてくれる?」
言われた通りに歩くと、後ろでシャッター音が響き、しばらく撮影が続いた。
「いいね、すごくいい写真になったよ!」
「どんな風に撮れましたか?」と聞くと、男性は「町のポスターに使う予定なんだ」と教えてくれた。
ポスター!?モデルみたい…!思わず胸が高鳴る。
——しかし、数日後。
商店街の掲示板には、新しいポスターが貼られていた。
ワクワクしながら近づくと、そこに写っていたのは——
町を歩くおさげの少女の後ろ姿。
「えっ、わたし…!?でも、顔写ってないじゃん!!」
彩は思わずずっこけた。モデル気分だったのに、まさかの“背景”扱い。
ポスターのキャッチコピーには 「レトロな町並みと、懐かしさを感じる風景」 と書かれている。
「……おさげがかわいいって、こういうこと!?」
まさか、自分のおさげが町の「雰囲気」として選ばれていたなんて。ちょっとガックリしつつも、彩はもう一度ポスターを見つめた。
少し照れくさいけれど、ちょっと誇らしい気持ちになるのだった。
プロフィール
🌟 名前: 彩(あや)
🎂 年齢: 10歳(小学4年生)
📍 出身地: 田舎のとある小さな町
👧 特徴: 黒髪のツインおさげ、明るく素直な性格
🎨 好きなこと: 絵を描くこと、おしゃれなノートを集めること
🍞 好きな食べ物: クリームパン、あったかいスープ
🏃♀️ 得意なこと: かけっこ(運動会のリレー選手)
📖 苦手なこと: 難しい漢字、長い文章を読むこと
🧣 よく着る服: チェック柄のワンピースやセーター
🏠 休日の過ごし方: 友達と商店街を散策、おばあちゃんの家でおやつタイム
💭 夢: モデルや芸能人になること(具体的には考えていない)
彩からのメッセージ
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