あれー?😲こんなところで何してんの?
ショートストーリー
ノゾミのびっくり新発見
『あれー?😲こんなところで何してんの?』
夕方、ノゾミはお気に入りのランニングコースを軽快に走っていた。木漏れ日が差し込む道を駆け抜けると、前方に見覚えのある背中が現れた。青いリュックを背負い、少し猫背で歩く男の子――クラスメートのハルトだ。
「えっ?ハルト君?」
思わず声をかけると、ハルトが振り返った。
「あれ、ノゾミ?こんなところで何してんの?」
ハルトは意外そうな顔をして立ち止まる。
「ランニングだよ!夕方に走るのが日課なの。でも、ハルト君こそどうしてここ歩いてるの?」
ノゾミは息を整えながら近づいていく。
ハルトはノゾミの背後を指さしながら答える。
「いや、俺ん家あそこだし。それより、お前こそこんなところで走ってるなんて意外だな。」
「えっ?ハルト君の家ってそこなの?」
ノゾミは驚いて足を止め、目を丸くした。
「ああ。お前も家近いのか?」
ハルトが淡々と言うと、ノゾミはさらに驚き、思わず口元に手を当てた。
「えっ、まさか…!ずっと同じクラスだったのに、こんなに家が近いなんて知らなかった!」
その反応に、ハルトは少しだけ笑って答える。
「まあ、クラスメートの家の場所なんて気にしたことなかったしな。こんな偶然あるんだな。」
「ほんとだね!じゃあ、これから学校から一緒に下校できるね!」
ノゾミは自然と笑顔になり、軽い調子で言った。
その言葉にハルトは一瞬きょとんとしたが、すぐに目をそらして言葉を返す。
「いや、別に一緒に帰るとか決まってないだろ。たまたま同じ道なだけだし。」
「えー、そうなの?つれないなぁ。」
ノゾミは少し頬を膨らませて拗ねたふりをするが、実はその提案にハルトがどう答えるかで胸が少し高鳴っていた。
ハルトは少し考え込むようにしながら、横目でノゾミを見て、ふっと笑った。
「まあ、気が向いたらな。でも、歩くの遅かったら置いていくぞ。」
「ひどーい!じゃあ、私がハルト君のペースに合わせてあげるよ!」
ノゾミは明るく言い返しながら、軽くステップを踏む。
夕陽に照らされた2人の影が、同じ方向に伸びていく。ずっと知らなかった「近さ」に気づいた帰り道は、少しだけ特別なものに感じられた。
ノゾミはふとハルトの横顔を見て、ぽつりとつぶやく。
「これからもよろしくね。」
ハルトは小さな声で「なんだよそれ。」と返しながらも、その口元はどこか笑っていた。
プロフィール
名前: ノゾミ(望美)
年齢: 11歳(小学5年生)
誕生日: 8月12日(獅子座)
血液型: O型
住んでいる場所: 緑が多い閑静な住宅街。近くには小さな公園や木々が多い散歩道がある。
家族構成: 父、母、兄(中学生)。兄とはよく喧嘩するが、実は仲がいい。
性格
明るく元気で素直。困っている人を見ると放っておけない優しい性格。
ちょっと負けず嫌い。誰かに何かを言われると「そんなことないもん!」と張り合うが、基本的には平和主義。
天真爛漫で好奇心旺盛。気になることがあればすぐに首を突っ込みたくなる。
趣味・特技
- ランニング:夕方、近所を軽く走るのが日課。健康にもいいし、走りながら景色を見るのが好き。
- サッカー:学校のクラブ活動でやっている。クラスの男子に混ざってサッカーをするのが大好き!
- 短距離走:学年でも速いほうで、運動会のリレー選手に選ばれることが多い。
- 人を笑わせること:ちょっとした冗談やリアクションでクラスメートを笑わせるムードメーカー。
好きなもの
- 食べ物: お母さんが作る手作りハンバーグ、アイスクリーム(特にバニラ味)。
- 動物: 小鳥やウサギなどの小動物。家では飼っていないが、動物園に行くと大興奮する。
- 場所: 近所の公園、夕陽がきれいに見える坂道。
苦手なもの
- 勉強: 特に算数が苦手で、テスト前になると焦るタイプ。ただし、友達と一緒にやると楽しめる。
- 意地悪な人: 誰かを傷つけるようなことをする人には黙っていられない。
夢・将来の目標
将来は世界中を旅していろんな景色を見てみたいと思っている。
でも最近は「誰かの役に立つ仕事もいいかも」とぼんやり考えることも増えてきた。
ノゾミからのメッセージ
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